子どもは最初からことばを獲得して誕生してくるわけではありません。子どもは「言語の敏感期」の時期に自分の周囲で話されていることばを母語として獲得します。ことばの量や質は環境に左右されます。ユニコーン教育の『言語教育』は、子どものことばの発達段階に合わせてきめ細やかなステップを踏んで、語彙を豊かにすることから始まり、最終的には文法にまで至ります。文字を書くこともまた、『日常生活の練習』や『感覚教育』で養った手や腕をコントロールする力を利用しながら、身につくような工夫がされています。したがって子どもは、文字に興味をもった時期に知らず知らずのうちに文字を書いたり読めるようになるのです。
言語教育
ユニコーンの言語教育は、言語発達の敏感期に従い、教育内容が系統だっています。日常生活の練習と感覚教育を基礎とし、子供の興味や傾向に適したゲームや、言葉遊びが導入や展開に用いられます。「話す」「書く」「読む」だけではなく、「文法」や「文章構成」も早い時期から学びます。言語教育の教具には、幾何学形が枠とともにセットされていて、枠に沿って線を書くなどの運筆練習をする「メタルインセッツ」、つるつるした台にザラザラの砂文字で、アルファベットが1文字ずつ書かれており、指でなぞる「砂文字板」などがあります。
感覚教育
子どもは3歳から6歳の間に五感が著しく発達します。それらは知的活動の基礎となるため、いろいろな教具が用意されています。教具の使い方に誤りがあれば自分で気付くように工夫されているほか、それぞれの教具は1セットずつ備えられ、友だちが使っている場合は待つことを覚えるなど、社会性も身につくようになっています。
縦割りクラス
2、3歳の幅年齢の違うお子さまがひとつのクラスで生活します。年上のお子さまが年下のお子さまの世話をしたり、年下のお子さまが年上のお子さまをまねたりするなかで、社会性や協調性を身につけます。